INTERVIEW
企業インタビュー
特許技術で業界を変える!世界を目指すビル管理システムの最前線
公開日:
2026/5/14 09:25

日々の点検や修繕によって建物を守る建物管理業界。いまだ紙での管理が多いこの業界に、特許技術を擁した建物管理システム「ビルカン」で変革を起こしているのが株式会社FLINTZです。
今回のインタビューでは代表の高森拓也氏に、「ビルカン」誕生の背景から今後の展望まで、FLINTZのこれまでとこれからを伺いました。
取材ご協力企業様
株式会社 FLINTZ
https://flintz.co.jp/家業を継いで知った業界の課題。バックグラウンドを活かして起業
――まずは簡単に、事業内容をお聞かせください。
弊社は建物を楽に管理できる「ビルカン」というクラウドツールを開発・提供している会社です。関東を中心に、ビルメンテナンス会社様をはじめ、ホテルや公共施設などさまざまな施設でご利用いただいています。
――高森さんは2021年にFLINTZを設立されましたが、建物管理業界での起業を選択されたのはなぜですか?
私自身はIT系の広告代理店で働いていたので建物管理に携わったことはなかったのですが、実家が札幌でビルメンテナンス業を営んでいるんです。兄弟間で誰が継ぐかという話になり、悠々自適に過ごせるかと思って家業を継いだのですが…これが本当に楽しくなくて。
当時はペーパー管理で、ずっと紙をいじっているような仕事だったんです。そんなアナログな手法に疑問を感じ、もう少し効率的にできないだろうかと考えました。
前職の広告代理店では最先端のデジタル技術に携わっていましたので、「デジタルを使えばもっと色々なことができるのではないか」と考えてビル管理システムを作り始めたのがFLINTZ設立のきっかけです。悠々自適に過ごせると思って継いだはずが、逆に忙しくなりました(笑)
未経験からシステム開発に挑戦。顧客の声から生まれた特許技術
――「ビルカン」が他のビル管理システムと異なる強みや差別化ポイントは何ですか?
弊社のシステムの一番の特徴は、図面から管理できることです。読み込んだ図面上にピンを設置して情報を直接書き込み、建物のどこで何が起こったのかをシステム上で簡単に可視化できるようになっています。図面の読み込みも、ユーザー側で簡単にできる仕様です。この図面を使った管理手法は特許を取得していますので、弊社の大きな強みになっていると思います。
図面機能以外にも、ITリテラシーが高くない方でも簡単に使用できるようUI/UXも含めかなり研究して開発しています。開発前からお客様のお声を反映させることを大切にしていますので、お客様からも「使いやすい」とご好評いただいています。
――特許を取得しようとお考えになられたのはなぜですか?
開発当時は図面を使用しているビル管理システムがほぼ存在していなかったため、弊社にとって大きな強みになると考えて特許を取得しました。実際この機能を気に入ったお客様から「ビルカンでしか使用できない特許技術」という点を決め手にご契約いただくことも多く、強みになっていると実感しています。
――図面を管理システムに取り入れようと思いついたきっかけは何でしたか?
きっかけはお客様の声でした。「ビルカン」を開発するにあたり、まずは私自身が作成したα版を建物管理事業者の方々にお見せしたんです。その際に「図面を使えるといいよね」というお声をいただき、開発を進めました。
――α版はご自身で開発されたのですね! エンジニアのご経験がおありだったのですか?
いいえ。開発経験も知識もなかったので、勉強しながら作成しました。私自身、前職の広告代理店では思ったものが出来上がってこなかったり、エンジニアの技術レベルが分からず困ったりした経験がありましたので、システム開発に関する理解を深めるためにまずは自分で作ってみようと考えたんです。おかげで現在はエンジニアの意図をある程度理解できるようになり、開発に役立っています。
高い技術力と信頼でつながる開発環境
――FLINTZの開発チームを一言で表すとしたら、どのような組織ですか?
一言で言うなら「真面目」ですね。みなさん真面目で素直な方々だと感じています。個々の能力が高くPM(プロジェクトマネージャー)の指示も的確なので、一人ひとりが開発意図や方向性をしっかりと理解した上で、適切な作業をしてくださっています。チームワークがいいというよりは、個々が力を発揮しながらうまくまとまっているという印象のチームです。
――どのような言語やツールを使用していますか?
開発言語はJavaScript(React)とPHP(Laravel)です。タスク管理などにはBacklogやGitHubを使用しています。
――どのようなフローで開発を進めていらっしゃいますか?
私からPMに相談し、PMから開発チームに業務を振り分けて進めていく形となります。UIに直結することは私が考え、PMと相談して技術的な部分を解消して落とし込んでいます。私から全体に指示をすることはなく、基本的には開発チームにおまかせしています。
――開発チームを信頼していらっしゃるのですね。
チームへの信頼もありますが、エンジニアをご紹介してくださったシナジーエフェクトさん(「案件選び.com」運営企業)への信頼が大きいです。
弊社のエンジニアはPM以外全員「案件選び.com」を通じてジョインいただいた方々です。「案件選び.com」は他のエージェントと比べて弊社の求めている人材をご紹介いただけることが多く、安心してお願いできます。担当の方もいつも穏やかで相談しやすく、親身に素早く対応してくださるので信頼しています。
アジア進出も視野に。共に業界を変える仲間を求めて
――来年には設立5周年を迎えられますが、5周年に向けた目標と展望をお聞かせください。
おかげさまで「ビルカン」の需要が伸びていますので、5周年に向けて更に需要を増やしていきたいと考えています。現在は関東のお客様が多いですが、地域を問わずより多くのお客様に「ビルカン」を広げていきたいです。
ここ数年のビジョンとしては、多くの方に使っていただくだけでなく、多岐にわたるプロダクトによって建物管理業界をサポートできるようになっていきたいと思っています。
――最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
古い業界をシステムやデジタル、DXの力で変えたいと思う方には、ものすごく面白い仕事だと思います。ビル管理システムを求めているお客様は日本だけでなく世界中にいらっしゃいますので、私たちもいずれアジアに進出しようと考えています。広く世の中の役に立つ仕事に興味がある方は、ぜひお声掛けください。
取材ご協力企業様
株式会社 FLINTZ
https://flintz.co.jp/
