履歴書の本人希望欄は何を書く?エンジニアが損しない書き方と文例を解説
公開日:
2026/1/11 05:47
更新日:
2026/4/15 07:16
フリーランスエンジニア

履歴書を書くとき、「本人希望欄って、正直どう書けばいいのかわからない…」そう感じたことはありませんか?
本人希望欄は小さなスペースですが、企業とのすれ違いを防ぐ大切な項目です。
この記事では、エンジニア目線で「書きすぎない・でも伝える」ための考え方と、すぐ使える例文をまとめました。
この記事の監修者
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【状況別】履歴書の本人希望欄の例文

以下に状況別の本人希望欄の文例を用意しましたので、自分のケースに近いものを参考にしながら、必要に応じて言葉を調整して使ってください。
リモートワーク希望を伝えたい場合
可能であればリモートワークを希望しておりますが、業務内容・チームの状況に応じてご相談できればと思います。
上記の書き方であれば、希望を明示しながら相手への配慮も伝わります。
この「余地を残す」という構造が大事です。具体的な働き方の確認は面接・オファー面談の場でできます。
書類の段階では「希望を持っているが、話し合える人」という印象を残すことが優先です。
なお、フルリモートが絶対条件の場合は別です。
後々のミスマッチを防ぐためにも、「原則リモートワーク希望。出社頻度についてはご相談ください」のように、少し踏み込んで書くことも選択肢のひとつです。
給与・年収希望を書く場合
給与については、前職実績と経験をもとにご提示いただければ幸いです(参考:現年収〇〇〇万円台)。
給与・年収希望については、「金額を断定しないこと」です。
「年収600万円以上必須」と書いてしまうと、企業側が「交渉しづらい」と判断し、書類選考の段階で外れるケースがあります。
一方、「給与については前職実績と経験をもとにご提示いただければ幸いです(参考:現年収〇〇〇万円台)」という形なら、情報は提供しつつ交渉の余地を残せます。
「現年収500万円台」と書けば、おおよその水準は伝わりますが、細かい数字を出していないため交渉の幅が生まれます。
フリーランスから業務委託・正社員へ転向する場合
雇用形態については正社員・業務委託いずれも検討しております。詳細はご面談にてご相談させてください。
上記の例文は、自分の状況を正直に伝えながら、柔軟性と対話の姿勢を示せる表現です。
正社員求人への応募で、フリーランス時代の感覚のまま「週3〜4稼働希望」「業務委託形態希望」と書いてしまうと、担当者に「正社員採用に本気ではない」「コミット感が低い」と判断されやすくなります。
転向を検討しているとはいえ、書類上では応募先に合わせた表現が必要です。
稼働率や契約条件の詳細は面接以降で話し合う設計にするのが現実的な戦略です。
「特になし」と書いていいケース
「特になし」が許容されるのは、大きく2つのケースです。
ひとつは希望条件が本当にない場合。もうひとつは、希望条件はあるが面接でしっかり伝えられる自信がある場合です。
後者については、書類段階では柔軟性を見せておき、オファー面談で条件をすり合わせる戦略として有効です。
ただし注意点があります。「とりあえず特になし」で出してしまい、面接後のオファー面談で条件が大きく合わなかったケースは少なくありません。
後になって「実は給与の希望があって…」と伝えると、採用担当者に「最初から言ってくれれば」と感じさせることもあります。
「なんとなく特になし」で出していませんか

「何を書けばいいかわからない」「変なことを書いて落とされたくない…」結果として「特になし」か空欄にして、なんとなく提出してしまう。
この判断が思わぬところで裏目に出ることがあります。
担当者が本人希望欄を確認するタイミングは?
本人希望欄が確認されるタイミングは「書類選考」と「オファー面談」の2回あります。
書類選考では希望条件と求人条件のざっくりした照合が行われ、大きなミスマッチがあればこの段階で除外されることも。
オファー面談では条件交渉の材料として参照されます。つまり選考の入口と出口、両方に影響する項目です。
「どうせ見ない」は令和の転職では通じない
リモートワークの普及や雇用形態の多様化により、採用担当者が事前に希望条件を把握したいニーズは高まっています。
特にエンジニア・IT職種では、稼働形態や契約形態の希望が採否に直結しやすいです。
また「希望条件をきちんと言語化できるか」がプロとしての姿勢として見られる側面もあり、空欄や「特になし」は印象を薄くするリスクがあります。
本人希望欄に書いていい内容・NGな内容

本人希望欄に書いてもOKな内容&NGな内容をセットで整理しておくと、書くときの迷いがかなり減ります。
OKな内容
勤務地希望・就業可能日・雇用形態の希望は、基本的に明記して問題ありません。
▼勤務地希望の例文
勤務地は〇〇県内を希望しております。転勤については現時点では難しい状況ですが、ご相談の余地はございます。
勤務地希望を書いておくことで採用担当者の確認コストが下がり、選考がスムーズに進む傾向があります。
在職中で日中の連絡が難しい場合は以下のように希望時間帯を添えることも問題ありません。
▼連絡時間帯の例文
現職の都合上、平日は18時以降にご連絡いただけますと助かります。
メールまたは携帯電話でのご連絡を希望いたします。
「書くことで不利になるのでは」と心配する声もありますが、条件が合わないまま選考が進むほうが双方にとってコストが高い、という認識が採用側にも広まっています。
要注意な内容
給与希望とリモートワーク希望は、内容ではなく書き方が問われます。
「年収600万円以上必須」「フルリモートでなければ不可」のような断定表現は、交渉の余地がない人と見なされやすく、書類選考で不利に働くことがあります。
一方、「前職実績をもとにご相談できれば」「可能であればリモートを希望」のように余地を残した表現であれば、希望を伝えながら印象を損ないません。
書き方ひとつで受け取られ方が大きく変わる項目です。
NGな内容
避けるべきなのは、強硬な条件提示・過度な個人事情の記載・否定的な表現の3つです。
「残業は絶対NG」「年収〇〇万以下は辞退します」のような表現は、採用担当者に「管理しづらそう」「交渉できない人」という印象を与えます。
また希望条件を3つ以上並べることも要注意です。ひとつひとつは正当な希望でも、まとめて書くと「条件が多い応募者」と受け取られやすくなります。
本人希望欄の失敗例

一般的な転職者と、フリーランスエンジニア経験者では、本人希望欄での失敗パターンが少し違います。
「書き方を知らない」というより、「フリーランス時代の感覚がそのまま出てしまう」ことによるミスが多い印象です。よくあるケースを2つ整理します。
業務委託目線のまま正社員応募
フリーランス歴が長いほど起きやすいのが、「業務委託希望・週3〜4稼働」と書いたまま正社員求人に応募してしまうケースです。
稼働条件を明示する習慣はフリーランスとして自然な感覚ですが、正社員採用の文脈ではコミット感の低さとして受け取られやすくなります。
応募先の雇用形態に合わせて希望欄の書き方を切り替えることが、転向時の書類戦略として重要です。
希望条件を詰め込みすぎ
フルリモート・給与・残業・転勤・フレックス…のように複数の希望を一度に書いてしまうと、「条件が多い応募者」という印象を与えがちです。
優先順位の高い1〜2項目だけ書き、残りは面接以降で確認するのが効果的です。
書類の段階では「通過すること」を最優先に考える必要があります。
履歴書一枚で悩んでいるなら、まず相談してみてください

履歴書の本人希望欄は、たった数行のスペースです。
ただ、ここまで読んでいただいてわかる通り、何を書くか・どう書くか・何を書かないかによって、選考結果にも条件交渉にも影響が出る項目です。
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