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SESフリーランスで状況が変わらないと感じる人へ|理由と打開策を解説

公開日:

2026/5/26 05:04

更新日:

2026/5/26 05:04

フリーランスエンジニア

SESの会社員だったころと、現場の空気がほとんど変わっていない。客先に常駐して、言われた作業をこなして、月末に請求書を送る…。

フリーランスになったはずなのに、働き方の輪郭がぼやけたまま。
こういった状態に陥っている方は思いのほか多いです。

大半の人が原因を「自分のスキル不足」だと思い込んでいますが、それは違います。

問題は、独立しても「案件の取り方」を変えていなかったことにあります。

この記事ではなぜそうなるのか、どう動けば状況が変わるのか、順を追って説明していきます。

この記事の監修者

SynergyEffect 編集部

株式会社SynergyEffectはWeb開発、ITコンサルティング、保守・運用、デザインサービスを提供し、お客様のビジネス成長を支援しています。エンジニア・PMOの方向けに、役立つ情報を発信しています。

今の案件、このままで大丈夫ですか?

「フリーランスになったのに、状況が変わっていない気がする」そう感じているなら、まず現状を確認してみてください。

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「自分の市場価値、実際どうなんだろう」と思ったタイミングが、動き出すサインです。

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SESフリーランスで状況が変わらない理由

内閣府の調査によると、IT系フリーランスの人口は2023年時点で130万人を超えており、その多くがSES出身者とされています。

「独立すれば状況が変わる」と信じて会社を辞めた方も、その中にたくさんいるはずです。

ただ、半年後・1年後の現実はどうでしょう。

独立しても働き方の構造が変わっていない

率直に言います。SES正社員とSESフリーランスは、就労の構造がほぼ同じです。

エージェントから案件を紹介してもらい、クライアントの指示のもとで作業をこなし、月末に請求書を出す、という流れは変わりません。

現場がオフィスであってもフルリモートであっても、案件の取り方と仕事の構造は以前のままです。

独立という行為は「契約の形態」を変えるものであって、「案件の取り方や就労の構造」を変えるものではありません。

そこに気づかないまま時間が過ぎると、1年後も2年後も、同じような案件を回し続けることになります。

エージェント経由だと単価に上限がある

独立後も同じエージェントを使い続けている方は、単価の壁に悩みやすい傾向があります。

なぜなら、エージェント経由のSES案件には「中抜き構造」があるからです。

エンドクライアントが支払う報酬は、元請け企業、SESエージェント、そして個人へと順番に流れていきます。

一般的にエージェントのマージン率は20〜40%程度とされており、月単価80万円の案件であっても、手元に届くのは48〜64万円の範囲に収まることが多いです。

単価を上げようと交渉しても、このマージン構造がある限り、エージェント側が動ける余地には上限があります。

結果として「頑張って交渉して月3万上がった」という程度の改善にとどまり、抜本的な変化にはつながりにくいのです。

案件の取り方を変えないと現状は変わらない

あなたは独立してから、案件の取り方を変えましたか?

エージェントに登録して、紹介された案件の中から選ぶ、という流れがそのままになっていないでしょうか。

状況が変わらない方の多くは、独立後も案件の取得ルートが以前と変わっていません。

形態を変えることと、構造を変えることは、まったく別の話です。

この違いを理解するところから、状況は動き始めます。

今の状況を客観的に見ていますか?

毎月案件は入っている、収入もそれなりにある、大きな不満があるわけでもない。

そういう状態のとき、人はなかなか現状を疑いません。ふと立ち止まって、今の状況を確認してみてください。

SESフリーランスが見直すべきチェックポイント

以下の項目を読んで、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。

3つ以上当てはまるようであれば、案件の取り方の構造が独立前から変わっていない可能性があります。

まず自分の今の案件が、スキルに対して適正かどうかを確認することが先決です。

弊社の無料の案件診断では、あなたに合った案件の方向性をお伝えしています。売り込みは一切ありませんので、お気軽にご利用ください。

今の案件が市場価値を上げているかの判断基準

チェックリストと合わせて、もう一つ確認してほしいことがあります。

今の案件を続けることで、1年後の自分の市場価値は上がっているか、という問いです。

判断の目安として、以下の3点を考えてみてください。

①技術の幅が広がっているか

今の案件で使っている技術は、1年前と比べて変化していますか?

同じ技術を深掘りしているならまだいいですが、新しい領域に触れる機会がまったくない場合は注意が必要です。

②上流工程に関わる機会があるか

要件定義・設計・クライアントとの折衝など、実装以外の業務に携わる機会があるかどうかも、市場価値に直結します。

実装だけを続けていると、年齢を重ねるにつれて単価の伸びが止まりやすくなります。

③単価はスキルに対して適正か

これが最も判断しにくい部分です。自分では適正かどうかわからない、という方が多いのも事実です。

同程度のスキルを持つエンジニアが市場でどのくらいの単価で動いているか、外部の目線で確認することが、ここでは有効です。

状況を変えるための3ステップ

「とりあえず別のエージェントに登録した」「単価交渉だけ試みた」、こういった動きは構造を変えないまま手段だけ変えているため、結果がほとんど変わりません。

順番を間違えると、半年があっという間に過ぎます。

1.今の案件が自分に合っているか確認する

最初にやるべきことは、今の案件が自分のスキルに対して適正かどうかを確認することです。

「なんとなく低い気がする」という感覚はあっても、比べる基準がないと動きようがありません。

この2点を外部の目線で把握することが出発点になります。

自分だけで調べようとすると、求人票の表面的な数字しか見えないことが多いです。

複数の案件を横断的に見ている人間に確認してもらうほうが、現状把握の精度は上がります。

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2.エージェント以外の案件獲得ルートを増やす

現状把握ができたら、次は案件の取り方を変えます。

エージェント経由を完全にやめる必要はありませんが、そこだけに依存している状態は早めに解消したほうがいいです。

直請けの案件は、SNSでの発信・過去の人脈・技術コミュニティへの参加など、エージェントとは別のルートから生まれることが多いです。

すぐに直請けが取れなくても、複数のルートを持っておくだけで、案件の選択肢と交渉力が変わってきます。

3.実装中心から上流・高単価案件へ移行する

ルートが変わったら、次は案件の中身を変えます。

実装中心の案件から、要件定義・設計・クライアント折衝を含む案件へ。

使い慣れた技術スタックから、市場価値の高い領域へ。

この移行は一度にやろうとすると難しいですが、今の案件を続けながら並行して動くことは十分に可能です。

よくある失敗が、Step3だけを先にやろうとすることです。

現状把握もルートの見直しもしないまま「上流案件に移りたい」と動いても、自分のスキルセットとのミスマッチが起きやすくなります。

正社員・フリーランス・直請けの違い

SES正社員・SESフリーランス・直請け。この3つの働き方は、何がどう違うのかを順番に見ていきます。

単価は契約先で決まる

SES正社員、SESフリーランス、直請けフリーランスの3つを比べるとき、多くの方が「雇用形態の違い」に目を向けます。

しかし、収入に直結するのは形態よりも「誰と契約しているか」という点です。

SES正社員の場合、会社が受け取った報酬から給与として支払われます。

SESフリーランスはエージェント経由で案件を取るため、マージンが差し引かれた金額が手元に届きます。

直請けであれば、エンドクライアントと直接契約するため、中間のマージンが発生しません。

傾向として、同じスキルセット・同じ業務内容であっても、直請けとエージェント経由では月単価に15〜30万円程度の差が生じることがあります。

SESフリーランスでは技術スタックが変わりにくい

正直なところ、SESフリーランスのままでは技術スタックが変わりにくい傾向があります。

エージェント経由の案件は、即戦力として稼働できる人材をクライアントに提供する仕組みです。

そのため、「今持っているスキルで対応できる案件」が優先して紹介されます。

結果として、得意な技術領域の案件ばかりが続き、新しい技術や上流工程に触れる機会がなかなか生まれません。

実績がないと案件が取れない、案件がないと実績が作れない。

このループにはまると、技術の幅が広がらないまま年齢だけ重なっていきます。

フリーランスになっても自由度が上がらない理由

フリーランスになる動機として「自分で仕事を選びたい」という声は多いです。

ただ、SESフリーランスのままでは、この裁量がなかなか手に入りません。

エージェントから紹介された案件の中から選ぶ、という構造上、選択肢はエージェントが持ってきたものに限られます。

稼働時間・現場のルール・使用技術、これらの多くはクライアント側が決めていて、個人が交渉できる余地は限定的です。

一方、直請けの場合は契約条件をゼロから交渉できます。

週3稼働・フルリモート・特定技術の使用、といった条件を最初から盛り込むことも、関係性次第では十分に現実的です。

「フリーランスになれば自由になれる」は、直請けを前提にした話であることが多いです。

SESフリーランスが見落としがちなリスク

フリーランスになって最初に驚くのは、お金の話です。

収入の総額だけを見て独立を決めると、見えていなかったコストに後から気づくことになります。

社会保障・税務コスト

SES正社員のときは、社会保険料の半分を会社が負担していましたが、フリーランスになると、その分がまるごと自己負担になります。

国民健康保険・国民年金・住民税・所得税の予定納税、これらが重なる時期には、手元のキャッシュが一気に減ります。

目安として、月単価60万円であれば年間150〜200万円程度が税・社保で出ていく計算になることがあります。

「単価80万になったのに、手取りが会社員時代とあまり変わらない」という話が出てくるのは、この構造が背景にあります。

即戦力案件ばかりでスキルが停滞しやすい

お金と並んで見落とされがちなのが、スキルの話です。

エージェント経由の案件は即戦力前提のため、今持っているスキルで対応できる案件ばかりが続きやすく、技術の幅が広がりにくい構造になっています。

スキルの停滞は、すぐには数字に出ません。静かに、じわじわと市場価値を削っていきます。

今すぐ動くべき人と、まだ待つべき人

全員が今すぐ状況を変えるべきかというと、そうとも言い切れません。

独立して1年未満・収入がまだ不安定・家族の生活費を一人で支えている、といった状況なら、まず安定を優先するほうが現実的です。

一方、独立して2年以上経ち単価が横ばいのまま、同じ技術スタックが続いてスキルの幅が広がっていない、という方は動くタイミングとして考える価値があります。

「なんとなく続けている」状態が最もリスクが高い、というのが実務を見ていての実感です。

現状を把握した上で続けるのと、把握しないまま続けるのとでは、1年後の選択肢がまったく変わってきます。

一人で判断が難しいなら診断から始めよう

自分のスキルが市場でどう評価されるか、今の単価が適正かどうか、これを自力で正確に把握するのは簡単ではありません。

まず自分の今の案件が、成長につながっているかどうかを知ることが第一歩です。

無料の案件診断では、あなたに合った案件の方向性をお伝えしています。まず現状を知るだけでも、見える景色が変わります。

気になった方は、一度試してみてください。

迷っているなら、まず現状を知るところから

案件の構造を変えずに時間だけが過ぎていく、このループから抜け出した人に共通しているのは「まず現状を把握した」という一点です。

自分のスキルが市場でどう評価されているか、今の単価は適正か、これを自力で正確に把握するのは簡単ではありません。

無料の案件診断では、自分に合った案件の方向性をお伝えしています。

気になった方は、まず一度試してみてください。

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