SESの将来性はある?エンジニアの需要とキャリアの選択肢を解説
公開日:
2026/3/11 07:06
更新日:
2026/6/4 02:30
フリーランスエンジニア

SESとして働いていると、「この働き方に将来性はあるのだろうか」と感じることがあるかもしれません。
SESは客先常駐という働き方のため、スキルが身につくのか、年収は上がるのかといった悩みが出やすいと言われています。
ただし、IT業界全体を見るとエンジニア不足が続いており、IT人材の需要は今後も続くと予測されています。
本記事では、SESの将来性が気になる理由を整理しながら、エンジニアのキャリアの選択肢について解説します。
この記事の監修者
株式会社SynergyEffectはWeb開発、ITコンサルティング、保守・運用、デザインサービスを提供し、お客様のビジネス成長を支援しています。エンジニア・PMOの方向けに、役立つ情報を発信しています。
SESの将来性に不安を感じていませんか
このままSESを続けるべきか、転職すべきか、フリーランスという選択肢はあるのか…
こうした悩みの答えは、現在のスキルや経験によって変わります。
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SESの将来性があると言われる理由

DXの推進やIT投資の拡大により、企業がエンジニアを必要とする場面は増え続けています。
IT人材不足が続く限り、エンジニアを企業に提供するSESの仕組みには一定の需要があると考えられます。
IT人材不足
IT業界ではエンジニア不足が続いていると言われています。
経済産業省の調査では、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足する可能性があると指摘されています。
企業はDXやシステム開発を進める必要がありますが、社内だけでエンジニアを確保することが難しい場合もあります。
こうした状況の中で、外部のエンジニアを活用するSESの仕組みが利用されるケースがあります。
IT人材不足が続く限り、SESの需要も一定程度続く可能性があると考えられています。
DX需要
近年、多くの企業がDXを推進しています。DXとは、デジタル技術を活用して業務やビジネスモデルを改善する取り組みを指します。
DXを進めるためにはシステム開発やクラウド導入などが必要になるため、エンジニアの需要が高まる傾向があります。
ただし、必要なエンジニアをすべて自社で採用することは難しい場合もあり、プロジェクト単位で柔軟にエンジニアを確保できるSESの仕組みが活用されることがあります。
こうしたDXの流れも、SES需要の背景の一つと言われています。
IT投資の拡大
企業のIT投資は近年拡大しています。クラウドサービスやデータ活用、AIなどの導入が進み、システム開発の需要が増えています。
IT投資が増えると、それに伴ってシステム開発や運用の仕事も増える傾向があります。
特に大規模なプロジェクトでは多くのエンジニアが必要になるため、SESの形で人材を確保するケースも見られます。
こうしたIT投資の拡大により、SESエンジニアの需要も一定程度続くと考えられています。
SESに将来性がないと言われる理由

SESに需要がある一方で、多重下請け構造や年収の上がりにくさへの不安から「将来性がない」と感じるエンジニアも少なくありません。
これは個人の能力の問題というより、SESという働き方の構造やキャリアの見えにくさが影響していることが多いです。
多重下請け構造
SESではエンド企業とエンジニアの間に複数の企業が入る多重下請け構造が一般的です。
エンド企業から一次請け・二次請けを経てSES会社へと案件が流れる仕組みの中では、エンジニアの評価や実績がエンド企業まで届きにくくなります。
また商流が深くなるほど報酬が各社に分配されるため、クライアントが支払う金額に対してエンジニアの給与が上がりにくい構造になっています。
自分の頑張りが収入や評価に反映されにくいと感じることが、SESに将来性を感じにくい理由の一つになっています。
SESエンジニアがきついと感じる構造については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
>> SESがきついと感じる理由|エンジニアが辞めたいと思う構造とキャリアの選択肢
あわせて、SESの面談についても以下で紹介しています。
スキルが偏る可能性
SESでは、参画する案件によって担当する業務が変わります。
開発案件に入ることもあれば、運用や保守業務が中心になるケースもあります。
このため、案件内容によっては特定の技術や業務に経験が偏る可能性があります。
もし希望するスキルと案件内容が合わない状態が続くと、キャリアの方向性に不安を感じることがあります。
ただし、SESでもさまざまなプロジェクトに参画することで幅広い経験を積める場合もあります。
重要なのは、どのような案件に参画するかを意識することです。
年収が上がりにくい
SESでは案件単価とエンジニアの給与が必ずしも一致しない場合があります。
単価の中には会社の利益や管理費が含まれるため、スキルが上がっても給与への反映が分かりにくいと感じるエンジニアも少なくありません。
また現場の評価と会社の評価の両方が昇給に関係するため、昇給の仕組み自体が見えにくいという声もあります。
SESエンジニアのキャリアの選択肢

IT業界では、同じエンジニア職でも働き方やキャリアの方向性がいくつかあります。
自社開発
自社開発企業では、自社サービスやプロダクトの開発を担当することが多くなります。
サービスを継続的に改善していくため、長期的な視点で開発に関わることができる点が特徴です。
また、要件定義や設計などの上流工程に関わる機会がある企業もあり、キャリアの方向性を描きやすいと感じるエンジニアもいます。
プロダクトの成長に関わる経験ができるため、技術力だけでなくサービス視点のスキルを身につけられる場合もあります。
受託開発
受託開発は、企業から依頼されたシステムやサービスを開発する働き方です。
プロジェクト単位で開発を進める点はSESと似ていますが、基本的には自社のチームで開発を行うケースが多くなります。
チームで設計から実装まで担当することが多いため、開発工程全体の経験を積める可能性があります。
また、プロジェクト管理や顧客とのコミュニケーションを経験できることもあり、キャリアの幅を広げる選択肢の一つになります。
フリーランス
フリーランスは企業と業務委託契約を結び、プロジェクト単位で案件に参画する働き方です。
ITフリーランス市場では、開発案件の単価が月60万円から80万円程度になるケースもあります。
ただし、案件の継続や収入の変動などを考える必要もあるため、独立を検討する場合は自分のスキルや市場価値を整理しておくことが大切です。
40代エンジニアのキャリアの悩みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
>> 40代でSESを辞めたいと感じたら|エンジニアの現実とキャリアの選択肢
SESを続けても大丈夫?キャリア判断のポイント

同じSESでも、開発・設計経験を積んできたエンジニアと限られた業務のみを担当してきたエンジニアでは、キャリアの選択肢が大きく異なります。
SESを続けるかどうかは働き方だけで判断するのではなく、自分のスキルや案件環境を踏まえて考えることが重要です。
スキル次第で将来性は変わる
エンジニアの将来性は、所属する企業の形態だけで決まるものではありません。
どのようなスキルを持ち、どの工程を経験しているかによってキャリアの選択肢は大きく変わります。
開発・設計経験があれば自社開発企業への転職やフリーランス案件への参画も視野に入り、クラウドやWeb開発のスキルはIT市場での需要にもつながります。
SESを続けるかどうかを考えるとき、「SESかどうか」ではなく「どのようなスキルを積めているか」という視点で捉えることが大切です。
SESが向いていないと感じる人の特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>> SESが向いてない人の特徴とは?つらい理由とキャリアの選択肢
案件環境の重要性
SESでは参画する案件によって経験できる内容が大きく変わります。
開発・設計に関わる案件もあれば、運用やサポート業務が中心になる案件もあります。
長期間同じ業務を繰り返す環境ではキャリアの方向性が見えにくくなるため、自分がどのような案件に参画しているかを定期的に見直すことが重要です。
開発経験や上流工程を積める案件に関わることがキャリアの選択肢を広げることにつながり、SESの将来性は働き方よりも案件環境に左右される部分が大きいとも言われています。
キャリア設計を考える
エンジニアのキャリアは数年単位で方向性が変わることがあります。
「今の仕事を続けるかどうか」だけでなく、将来どのようなエンジニアになりたいかを考えることが重要です。
自社サービスの開発に関わりたいのか、さまざまな企業のプロジェクトに携わりたいのか、フリーランスとして独立したいのかによって、選ぶべき環境は変わります。
SESの将来性が不安ならキャリアを整理してみよう

SESの将来性に不安を感じると、「このまま続けるべきなのか」「転職するべきなのか」と悩むことがあります。
ただ、キャリアの判断はインターネットの情報だけでは難しい場合もあります。
もし今、
このように感じている場合は、一度キャリアを整理してみることも参考になります。無料相談では、これまでの経験やスキルをもとに
などを整理することができます。
SESの将来性に不安を感じている方は、今後のキャリアの方向性を考えるきっかけとして、無料相談を活用してみてください。
SESの将来性が不安なら一度キャリアを整理してみよう
エンジニアのキャリアには自社開発への転職・受託開発・フリーランスなど複数の選択肢があります。
重要なのは、今の経験とスキルでどのキャリアが現実的かを整理することです。
無料相談では、現在の市場価値・想定年収レンジ・参画できる案件を客観的にお伝えします。
SESの将来性に不安を感じている方は、まずは一度ご相談ください。
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