SESがきついと感じる理由|エンジニアが辞めたいと思う構造とキャリアの選択肢
公開日:
2026/3/11 05:54
更新日:
2026/5/15 04:35
フリーランスエンジニア

SESとして働いていると、「きつい」と感じる瞬間があるかもしれません。IT業界ではエンジニア不足が続いていると言われていますが、働き方やキャリア設計について不安を抱える人は少なくありません。
特に客先常駐という働き方は、所属企業とは別の現場で働くため、環境によって働きやすさが大きく変わることがあります。
本記事では、SESがきついと言われる理由を構造的に整理しながら、エンジニアとしてどのようなキャリアの選択肢があるのかを解説します。
この記事の監修者
株式会社SynergyEffectはWeb開発、ITコンサルティング、保守・運用、デザインサービスを提供し、お客様のビジネス成長を支援しています。エンジニア・PMOの方向けに、役立つ情報を発信しています。
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SESはきついと感じる場面もある一方、案件や企業によって働き方は大きく異なります。
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SESがきついと言われる本当の理由

SESがきついと言われる背景には、働く人の能力だけではなく、業界の仕組みも関係しています。
特にSESはプロジェクトごとに参画する働き方のため、環境や評価の仕組みが現場によって変わることがあります。
そのため、同じ会社に所属していても、参画する案件によって働きやすさが大きく変わることがあります。
案件ガチャが起きやすい
SESでは参画するプロジェクトによって仕事内容や環境が大きく変わることがあります。
開発業務を期待していたのに運用・保守が中心になるケースもあり、スキルアップの機会が少ないと感じることもあります。
プロジェクトの内容は企業側が決めることが多く、エンジニア自身が選べる範囲は限られるため、案件によって働きやすさが大きく左右されるいわゆる「案件ガチャ」が起きやすい構造になっているのです。
商流構造による問題
SESでは、エンド企業とエンジニアの間に複数の企業が入る商流構造が存在することがあります。
エンド企業から一次請け、二次請け、SES会社という形で案件が流れるケースもあります。
この構造では、エンジニアの評価が直接エンド企業に届きにくい場合があります。
また、商流が深くなるほど報酬や情報が分断されることもあります。
評価やキャリアが見えにくい
SESでは、評価が所属会社と常駐先の両方に関係することがあります。
現場の評価が会社の評価制度にどのように反映されるのか分かりにくい場合もあります。
また、プロジェクトごとに働く環境が変わるため、長期的なキャリアを描きにくいと感じる人もいます。
設計や上流工程の経験を積みたいと考えていても、案件の内容によっては経験できないことも…。
このような状況が続くと、キャリアの方向性が見えにくくなり、「このままでいいのか」と不安を感じることがあります。
SESという働き方に将来性はあるのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
>> SESの将来性はある?エンジニアの需要とキャリアの選択肢を解説
年収が上がりにくい構造
SESでは、エンジニアの単価と給与が必ずしも一致しないことがあります。
案件の単価の中から会社の利益や管理費などが差し引かれるためです。
そのため、スキルが上がっても給与に反映されにくいと感じる人もいます。
実際には企業によって制度は異なりますが、単価と給与の関係が見えにくいことが不満につながる場合もあります。
このような仕組みがあるため、年収を上げたいと考えるエンジニアが別の働き方を検討することもあります。
フルーランスエンジニアとしての働き方に興味がある方は、以下の記事が参考になります。
>> フリーランスエンジニアの働き方とは?会社員との違いや案件スタイルを解説
SESがきついと感じやすい働き方のパターン

SESがきついと感じる理由は、人によって異なります。
働き方や将来のキャリアによって、負担に感じやすいポイントが変わるためです。
同じSESの環境でも、働きやすいと感じる人もいれば、ストレスを感じる人もいます。
現場ごとに環境が変わる
SESでは、プロジェクトが変わると働く環境も変わることがあります。
使用する技術や開発体制、チームの文化などが現場ごとに異なります。
この変化を経験として楽しめる人もいますが、環境が頻繁に変わることにストレスを感じる人もいます。
特に同じチームで長く働きたいと考える人にとっては、落ち着かない働き方に感じることがあります。
スキルが活かせない案件に入る
SESでは、エンジニアのスキルと案件内容が必ずしも一致するとは限りません。
開発経験を積みたいと考えていても、実際には別の業務を担当するケースもあります。
このような状況が続くと、自分のキャリアが停滞していると感じることがあります。
特にスキルアップを重視しているエンジニアにとっては、モチベーションの低下につながることもあります。
キャリアの方向性が見えない
SESでは短期案件を繰り返すことも多く、将来のキャリアをイメージしにくいと感じる人もいます。
例えば、設計やマネジメントを経験したくても、案件によっては希望する業務に携われない場合があります。
こうした状況が続くと、「このままSESを続けていいのか」と不安を感じやすくなります。
また、身につけるべきスキルや目指す方向性が見えず、自分に向いている働き方なのか悩む人もいます。
SESに向いていないと感じる人の特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。
>> SESが向いてない人の特徴とは?つらい理由とキャリアの選択肢
SESがきついと感じたときの選択肢

IT業界では、同じエンジニア職でも働き方の種類がいくつかあります。
自社開発企業でプロダクト開発に関わる道や、受託開発でチーム開発を経験する道、さらにはフリーランスとして案件に参画する道もあります。
重要なのは、現在の経験をどのように次のキャリアに活かすかを整理することです。
自社開発
自社開発企業では、自社サービスやプロダクトの開発を担当するケースが多くなります。
プロダクトを継続的に改善していくため、長期的な視点で開発に関わることができる点が特徴です。
また、要件定義や設計などの上流工程に関わる機会がある企業もあり、キャリアの方向性を描きやすいと感じるエンジニアもいます。
ただし、自社開発企業では即戦力を求められることも多く、転職にはこれまでの開発経験やスキルを整理しておくことが重要です。
受託開発
受託開発は、企業から依頼されたシステムやサービスを開発する働き方です。
プロジェクト単位で開発を行う点はSESと似ていますが、基本的には自社のチームで開発を進めるケースが多いです。
チームで設計から実装まで担当することが多いため、開発工程全体を経験できる可能性があります。
プロジェクト管理やチーム開発の経験を積めることもあり、キャリアの幅を広げたいエンジニアにとって一つの選択肢になります。
フリーランス
エンジニアとして経験を積んだ後、フリーランスとして働く人もいます。
フリーランスは企業と業務委託契約を結び、プロジェクト単位で案件に参画する働き方です。
>> フリーランスエンジニアになるには?実務経験から独立までの完全ロードマップ
ITフリーランス市場では、開発案件の単価が月60万円から80万円程度になるケースもあり、スキルや経験によってはそれ以上の案件に参画するエンジニアもいます。
また、案件によってはリモートワークが可能な場合もあり、働き方の自由度が高くなることもあります。
SESからフリーランスというキャリア

SESとして働くエンジニアの中には、将来的にフリーランスという働き方を選ぶ人もいます。
実際、フリーランスエンジニアの中には、SESで経験を積んだ後に独立するケースも見られます。
SESからフリーランスになるエンジニアは多い
SESで働くエンジニアの中には、経験を積んだ後にフリーランスとして独立する人もいます。
SESでは客先常駐でプロジェクトに参画するため、フリーランスと似た働き方を経験することがあります。
例えば、企業の開発チームに入りながらプロジェクトを進める形は、フリーランスの案件参画と近い部分があります。
そのため、SESでプロジェクト経験を積んだエンジニアがフリーランスに移行するケースは珍しくありません。
SESの経験は案件でも評価されやすい
SESの経験があるエンジニアは、プロジェクト環境への適応力やチーム開発の経験を持っていることがあります。
こうした経験は、フリーランス案件でも評価されることがあります。
特に、複数のプロジェクトに参画してきた経験や、開発チームの中で役割を担った経験がある場合、即戦力として案件に参画できる可能性があります。
案件の内容によって求められるスキルは異なりますが、実務経験を積んでいることは重要なポイントになります。
以下の記事では、フリーランスエンジニアになるためのロードマップを詳しく解説しています。
>> フリーランスエンジニアになるには?実務経験から独立までの完全ロードマップ
SESがきついと感じたらキャリアを整理してみよう

大切なのは、まず自分のキャリアを客観的に整理することです。
現在のスキルや経験が市場でどのように評価されるのかを知ることで、今後の選択肢が見えやすくなります。
もし今、
このように感じている場合は、一度キャリアを整理してみることも一つの方法です。
無料相談では、これまでの経験やスキルをもとに想定される年収レンジや参画できる案件の傾向などをお伝えしています。
SESの働き方に悩んでいる方は、今後のキャリアを考えるきっかけとして、ぜひ無料相談をご活用ください。
SESがきついと感じたら一度キャリアを整理してみよう
SESの働き方に悩んでいる場合、環境を変えることで状況が改善するケースもあります。
自社開発企業への転職や、より条件の良いSES企業への移籍など、選択肢はさまざまです。現在の経験やスキルをどう活かせるか、無料キャリア相談で一緒に整理しましょう。
一歩踏み出すことで、働きやすい環境が見つかることもあります。
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